ヘアドネーション(英:Hair=髪の毛 Donation=寄付)とは、小児がんや先天性の脱毛症、
不慮の事故などで頭髪を失った子供のために、
寄付された髪の毛でウィッグを作り、無償で提供する活動のことを言います。
私は、初めからヘアドネーションをしたいと思って髪の毛を伸ばしていたのではありません。
ずっとロングヘアーだったので、久々に短くしても良いかな?と思った時に、同じ切るのなら、
ゴミではなく、何かに利用できたら… くらいの思いでした。
軽い気持ちだったので、目標の長さ近づくにつれて、髪の毛が傷んできて、直ぐに切れてしまったりで、
何度も切ってしまいました。
やはり、栄養がしっかり行き届いた若い人の髪の毛しかダメなのかな?と挫折しかけた時もありました。
ですが、調べていくと、毛染めをしていても、パーマをかけていてもOKだと知り、やっぱり挑戦したいな。
と思い直しました。
(私の中では、寄付というより挑戦でした)
「ヘアドネーションしようと思っている!」と公言してからは、美容師さんの協力もあり、
毛先まで栄養が行き届くように気をつけながら伸ばし続けました。
そんなこんなで、ヘアドネーションに興味を持ってから、3年近くかかりましたが、やっと31cm以上の長さに
カット出来るようになりました。
正直、「社会貢献しよう」って意識した事はありませんでした。それくらい気楽な気持ちで日々生活してました。
切って貰って「Japan Hair Donation & Charity(JHD&C)」に髪の毛を送った今も、「社会貢献した」って、
実感はありません。
「日々の生活の延長にあったのが、社会貢献だった」というのが、今回の私のヘアドネーションだっただけです。
ですが、正直、親の立場として、女性として、思う事は、「ウィッグがなくてもいい社会」ができる事が
1番なのにな。とも思います。
このヘアドネーションが、そんな社会ができるまでの手助け位になればいいなと思います。
【CUT直前】 【CUT後】
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山本陽子